電子制御システムの発展は、自動車の走行性、安定性、快適性の向上に大きな変化をもたらしています。
普通自動車のECU搭載数が50個前後といわれ、ECUの増加とともにワイヤーハーネスの重量も増え、導線の細線化、軽量化の対策が取られています。
下の写真は、BMW 135i の燃料ポンプ制御ユニットです。何色もの導線がECUユニットにつながっているのが見て取れます。
電子制御システムは、センサ・ECU・アクチュエータ・ワイヤーハーネスで構成されています。 センサは電流、電圧、電気信号をコントロールし、ECUで情報が処理され、アクチュエータで機械的動作に必要なエネルギーに変換します。 ワイヤーハーネスは、これらの電気や電気信号を伝達するための導線を束ねた電線群です。
ワイヤーハーネスは通電のためにボディや機械装置の金属部に接続されています。 これが純正アースポイントです。 下の配線図は、ホンダ フィットの配線図をもとにエンジンアースを拡大したものです。
電子制御システムの技術の向上にともない、ノイズ問題も深刻化されるようになりました。 電子機器の配線=ワイヤーハーネスは、その性質からノイズを発生します。 導線の中を伝わる伝導ノイズと導線の外に放射する電磁波ノイズがあり、ノイズは電圧を不安定にさせるため、電子機器の動作に悪影響を及ぼします。
この構造はEATUNING独自のノイズ除去システムです。 ワイヤーハーネスに伝わるノイズを除去するには、各ECUユニットから集結される純正のアースポイントを利用します。 アースターミナルの上部にノイズ除去装置を接続し、効率的にノイズ成分を打ち消すことができます。